寝室におすすめのアロマは?睡眠の質をあげる香りや簡単な使い方をご紹介

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寝室アロマ睡眠

アロマって睡眠にもいいって聞いたけど、寝室で使うならどんな香りがおすすめ?使い方は?

みなさんこんにちは。
LADY SLEEP編集部のYUKIです。

今回は「香りをまとって、快眠を。」というお話。

 本記事の内容

・アロマオイルってなに?なぜ眠りにいいの?

・睡眠におすすめの香り5選

・寝室でのアロマの楽しみ方6選

こんな思いで書いてます。

・寝具&家具の商品開発などインテリアの仕事に携わって約15年

・初級睡眠健康指導士&睡眠環境・寝具指導士取得

インテリアの仕事を約15年する中で、急に40代で眠れなくなって焦った私。
もう寝れないのではないか?と。そこで一から睡眠について勉強することに。

睡眠の世界を知り、「眠れるということは自分の可能性を広げる」と猛烈に感じました。
同時に、インテリアの観点から寝室全体で睡眠を考える必要があるとも感じました。

「今よりも素敵な寝室でぐっすりと眠れて、今日の自分の可能性を感じられる人を増やせたら」と思い情報を発信しています。

少しでも参考になれば嬉しいです。

睡眠の質を高めるには、リラックスすることが大事ですよね。
リラックスするということは、副交感神経が優位になった状態。

副交感神経を優位にする方法は色々ありますが、アロマもその一つ。

寝室にアロマを使うポイントは、
自分が心地よいと感じる香りを選び、火を使わない方法です。

眠れないからアロマの力を使って眠りたい。
リビングではアロマを使ってるけど寝室には何がおすすめ?
という方はぜひ一度目を通して頂けると嬉しいです。

目次

アロマオイルってなに?

アロマオイルってそもそも何?精油、エッセンシャルオイル、フレグランスオイルなど様々な呼び方があって区別がよく分からないという方もいるのではないでしょうか?

またなぜ、アロマは睡眠にいいのでしょうか?

はじめにアロマオイルの基本と快眠にいい理由を解説します。

天然オイル=精油と、合成香料を含んだオイル=アロマオイル

香りのするオイルには、「精油」と「アロマオイル」の2種類あります。

精油は100%天然成分のオイルでエッセンシャルオイルとも呼ばれます。それに対し、合成香料を含んだものをアロマオイルといいフレグランスオイルとも呼ばれます。

昨今、香りがするオイルのことを総称してアロマオイルと言ったりしますが、本来アロマオイルとは合成香料を含んだオイルのことをいいます。

精油
(エッセンシャルオイル)
アロマオイル
(フレグランスオイル)
・素材によって薬効がえられる植物抽出100%のオイル
・人工的に作られた香料、水、アルコールなどは一切含まれていない
・植物の花、葉、果実などに含まれる香りの成分だけを集めたもの
・香りだけを楽しむために大量生産されたオイル
・石油系の原料から人工的に作られた合成香料
・精油に合成香料やアルコールなどを混ぜたものもある

アロマオイル(フレグランスオイル)は手に取りやすい価格のため、気軽に香りだけを楽しめればいいというかたはアロマオイルでも問題ありません。

しかし、アロマテラピーに使用したり、植物からの身体的・精神的な効果を感じたい方は精油(エッセンシャルオイル)をおすすめします。

ちなみに私は、精油派です。
香りを楽しむ以外にも化粧水に少し入れたり、マッサージオイルとしても使うことができるため、少し高価でも天然のものを選ぶようにしています。

アロマオイルで快眠できる理由  

アロマオイルに限らず、いい香りを嗅ぐとリラックスするのはなぜでしょう?

それは、香りが脳に直接働きかけるから。

人間の五感の中で、唯一「嗅覚」だけが、直接大脳辺縁系に電気信号を伝えることができます。
大脳辺縁系は、自律神経やホルモン、感情を司る器官です。なかでも、快・不快を判断する扁桃体に伝わることで、心地よさを感じます。

また、いい香りは呼吸を深くし、副交感神経が優位になり、緊張がほぐれることで寝つきをよくします。

睡眠におすすめの香り5選

ここからは寝室で使いたい、安眠におすすめの香りをご紹介します。

一つで使ってもいいですし、いくつかの香りをブレンドするのもおすすめです。

ラベンダー

リラックスできそうな香りと聞いたら、まず頭に浮かぶのがラベンダーかもしれませんね。
優雅な香りは化粧水などにも使用され女性にも人気。

また、鎮静作用が高いため、頭痛や肩こりなどの痛みにもおすすめです。

私はときどき、長時間のパソコン作業で肩がこった時は、マッサージ用のオイルに垂らして使ってます。

オレンジスイート

その名前のとおり、オレンジの爽やかな香りです。親近感があり、抵抗感がない香りなのでプレゼントなどにもおすすめです。

柑橘系にみられる「リモネン」という成分にはリラックス効果があり、イライラや不安感を落ち着かせてくれる効果があります。

また、胃腸機能サポート、血流をよくしてくれる効果、抗菌・ウィルス作用など様々な効果が期待できます。

サンダルウッド

日本では白檀(ビャクダン)と呼ばれ、エキゾチックな香りが特徴です。お香のイメージの方が強いかもしれません。

古くからインドの寺院で瞑想時に使用されていることでも有名です。興奮や不安感を和らげる鎮静作用があり、イライラや気分が高ぶって眠れない時などに。

ベルガモット

ミカンとレモンの中間のような爽やかな香りに、気品のある甘さが漂うエレガントな香りです。
柑橘系と聞くとフレッシュで爽やかな印象が先立ちますが、ベルガモットは大人っぽいビターな印象で洗練された雰囲気によくあります。

その他の柑橘系と比べ、鎮静作用がある酢酸リナリル、リナロールなどの成分が多いのが特徴。

リラックス効果はもちろん、明るく前向きな気分になるとともに、心を穏やかに落ち着けてくれる魅力を持ち合わせています。

ネロリ

ネロリはミカンの一種であるビターオレンジの花から抽出される香りです。オレンジの爽やかさとフローラル系の香りを併せもった香りが特徴。

不安感を沈め、幸福感をもたらす効果があり、「天然の精神安定剤」とも呼ばれています。

PMS(生理前症候群)に伴うイライラなどの症状にも効果的です。

寝室でのアロマの楽しみ方6選

ここからは寝室でのアロマの使い方をご紹介します。

基本的に寝室で使用するときは安全面を考慮し、火を使わない方法を選択してくださいね。

器具を使用する際は静かなものを選ぶといいでしょう。

ティッシュに数滴垂らして枕元に置く:一番簡単な方法

器具も必要なく、家にあるもので今日から楽しめるとても簡単な方法です。

ティッシュを1枚とり、そこにお気に入りのアロマを数滴たらして枕元に置くだけ。

睡眠前にリラックスする目的なら部屋全体を香らせる必要はないので、この方法でも十分楽しめます。

アロマストーンやアロマプレートを使う:枕元でお洒落に楽しむ

この方法はアロマをストーンやプレートなどのオブジェに数滴垂らし、香りを楽しむ方法です。
ティッシュよりもう少し手軽にお洒落に楽しみたいという方におすすめ。

種類や価格も豊富なので、寝室のインテリアにあわせて選んでみてください。
香りの持続時間も半日~1日、長くても3日ほどなので、さまざまな香りを楽しめるのも取り入れやすい理由の一つです。

アロマスプレーを吹きかける:一瞬でいい香りを空間に

アロマスプレーも手軽に始められる方法です。

芳香成分を一瞬で空間に拡散でき、寝る前にカーテンや枕などのリネン類に吹きかけておけば、心地よく眠りにつくことができます。

リードディフューザーを置く:寝室を持続的にいい香りに

香りが入った瓶にリード(木製の細長いスティック)を挿して使うアイテム。
リードがオイルを吸い上げることで、お部屋全体に香りが広がります。

セットしてから1~2時間ほどでオイルが気化しはじめ、香りを楽しむことができますよ。
置くだけで寝室全体に香りが広がるので、手軽にお部屋の香りをキープできるのが特徴です。

アロマディフューザーで香らせる:香りを空間全体で楽しむ

少量のオイルでも空間全体にいい香りを行き渡らせることができるアロマディフューザー。
拡散させる仕組みは、ミスト式や超音波式などさまざまなタイプがあります。

空間全体を香りで満たす点はリードディフューザーと同じですが、使い方にもよりますが少しのオイルで芳香時間が持続するのが特徴です。

器具のため、こまめな掃除をして清潔さを保つことも忘れないでくださいね。
デザインや大きさも色々あるのでインテリアとして楽しむといいでしょう。

アロマライトであたためる:間接照明と香りでリラックス

アロマライトは、電球の熱でオイルをあたためて香りを楽しむものです。

ライトのくぼみにオイルを数滴照らし点灯すると、その熱で香りがほのかに広がるアイテムになります。
ライトのやさしい光と、オイルのいい香りで、目と鼻から心地よさが伝わります。

寝る前におすすめ!アロマバス&アロママッサージ
精油を楽しむ方法としてアロマバス&アロママッサージもおすすめ。
使い方は、植物油(ホホバオイルなど)小さじ1に対して精油を1摘ほど垂らします。
それをお風呂に入れて香りを楽しんだり、マッサージオイルとして使って自分の身体を労わることも贅沢な時間の過ごし方に。
※精油をそのまま使うと、かぶれたり痒みがでたりすることがあるのでおすすめしません。また小さいお子様にマッサージすることもおすすめしません。

寝室でアロマを楽しむための注意点

最後に、寝室でもっと効果的にアロマを楽しむために注意していただきたい点をご紹介します。

高揚しない香りを選ぶ

香りによっては、脳が興奮して逆効果になることもあります。

睡眠におすすめの香りを参考に、自分が心地よいと感じる香りを選んでみて下さい。
どの香りがいいのか迷ったら、初心者さんにも手軽に始めやすい、ラベンダーやオレンジ―スイートなどがおすすめです。

ほのかに香らせる

自分の好きな香りはつい強めに拡散したくなります。
しかし寝室で睡眠前にアロマを楽しむなら、ほのかに香らせるのがポイントです。

あまり強い香りを嗅ぐといくら好きな香りでも、脳が興奮し覚醒が起こりやすくなります。
リラックスするために香りを楽しもうとしたのに、まったく逆効果。ということもあるので香りの強さにも注意が必要です。

一緒に寝ている人のことも考える

香りの好みは人それぞれ。自分がいいと思った香りでも、隣で寝ている人は心地いいと感じない場合もあります。

また妊娠中や持病がある人が使えないオイルがあるので注意が必要です。

一緒に過ごす人がいる場合は、その人の好みや、健康状態なども含め考える必要があります。

まとめ:鎮静作用のある香りを火を使わない方法で楽しもう!

今回は、寝室におすすめのアロマとおすすめの使い方を解説しました。

  • ラベンダーなど鎮静作用のある香りがおすすめ
  • ティッシュに数滴垂らして使うのが一番手軽に楽しめる
  • 睡眠には「ほのかに香る」程度がいい

アロマオイルは、実は「合成香料」のもの、天然のものは精油(エッセンシャルオイル)ということもお伝えしました。

昨今は、精油、フレグランスオイルを総称してアロマオイルという傾向にあるのでどちらか分からない場合は成分表を確認することをおすすめします。

ぜひアロマを取り入れて、嗅覚からリラックスする時間を楽しんでみてくださいね。

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